多ジャンルの作品を学ぶことで表現の幅がぐっと広がります。
同時に、ご自身の得手・不得手の気づきがあり、学ぶべきポイントが明確になります。
作品内容を探求しながら最適な表現をアドバイス!
観客の物語への深度が違います。よ
り大きな拍手を目指す朗読を学んでみませんか?
主な選書ジャンル(全て著作権フリー作品)
*以下から年間4作品ほどを学習します
*朗読会観客の共感度を鑑みた選書です
*著作権フリー作品なので安心して朗読会にすぐ活用
小説
明治・大正・昭和初期における文豪・人気作家による作品
随筆
何気ない日常や旅日記を描いた作品は、作者を知る資料としても有効。
古典
古い物語を知ることは朗読の大きな糧。
わかりやすく、原作の持ち味を十分に楽しめる口語訳作品から厳選。
児童書
昭和初期までの児童文学から。重厚な文言でありながら、
情景を想像しやすい内容は朗読に最適。レトロ感も楽しめます。
小説:山川方夫「菊」
ショートショートの名手:山川方夫の12連作の中の1作品です。
ミステリー小説誌『ヒッチコックマガジン』宝石社に『親しい友人たち』のタイトルで連載されました。
12の愛の形が描かれています。
中でも「菊」は、舞台が平安時代の宮中となっていて、ほかの作品とは一味違う趣があります。
中宮に仕える有能な一人の女性。
桜の宴で若い侍に出会います。女性は若侍に恋焦がれ、とうとう生き写しの人形を作り上げます。
今、話題となっている「推し活」にも通ずる物語です。
随筆:北大路魯山人「椎茸の話」「白菜のスープ煮」「湯豆腐のやり方」
美食家として知られる北大路魯山人の食に関する随筆3作品です。
研ぎ澄まされた感覚が、シンプルな食材を最高に「旨いもの」に。
身近な食材をテーマにした小作品です。
朗読会のお客様もきっと共感してくださるでしょう。
児童書:芥川龍之介『犬と笛』
明治の文豪:芥川龍之介が描く児童文学です。
物語の舞台は、葛城山・生駒山・笠置山など関西人には馴染み深い場所です。
不思議な力をもつ3頭の犬が主人公:髪長彦を助け大活躍する冒険譚。
創作神話として楽しめる1作です。
古典:訳 池田亀鑑 「かひあはせ」『堤中納言物語』より
日本初の短編小説集。
作者も成立年も未詳です。貝合わせとは、平安時代の物合わせのひとつ。
左右に分かれ、貝の形・色合い・大きさ・種類の豊富さで優劣を競う貴族たちの遊びです。
一人の少将が貝合わせをする少女に出会います。少将は母のない姫君に肩入れしますが。
☆スケジュールは予定です。変更することもありますのでご了承ください。
☆掲載記事はオリジナルです。無断での転載・ご利用はご遠慮ください。
©さーかす書房 朗読講座 岩本万以子
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